消費者金融のアイフルは30日、2月から実施していた希望退職者募集に、グループ全体で644人の応募があったと発表した。募集の400人を大幅に上回ったが、全員の応募を受理した。さらに9月の店舗統廃合までに、地域限定社員や契約社員ら900人のリストラを予定している。
応募者の内訳は、アイフルなど消費者金融5社が100人の募集に対し241人。信販・クレジットカード会社が100人に対し251人と、それぞれ募集の2倍以上だった。一方、事業者向け金融会社は募集の200人を下回る152人だった。
希望退職者には年齢や勤続年数に応じた特別退職金を支給する。07年3月期に約95億円の特別損失を計上する予定だが、来期以降は年間81億円程度の人件費減少を見込んでいる。
日本経済新聞 - 2007年3月30日