消費者金融クレジットカード業界大手のクレディセゾンは昨年、主力のクレジットカード事業はもとより、関連事業が大きな成長を遂げた。中でも3月下旬にスタートした個人向けのカードローン事業、《セゾン》カードローンは、マーケットの競争激化、上限金利引き下げ等の規制強化という逆風の中、「ファイナンスカンパニーNo.1」を目指す同社の戦略的な取り組みといえる。
「カード申し込みチャネルとしてWebサイトを活用することは大前提だった。電話やカウンター、あるいは郵送による申し込みも受け付けているが、Webサイト経由が全体の40%近くに達している」と話すのはクレディセゾン リテールバンキング本部ローン部の藤原克彦氏。事業立ち上げ時にはシステム本部IT推進部でWebサイト全体のディレクションを担当し、現在は事業部門に籍を置く。
リスティング広告やバナー広告からWebサイト(ランディングページ)を訪れた顧客を申し込み完了まで導き、いわゆる「コンバージョン」を向上させるには、分かりやすい商品の説明や、よりシンプルな導線が欠かせない。藤原氏は、「お客様が商品の訴求ポイントをいかに認識できるかいう点と、クレディセゾンならではの安心感を与えるデザインが重要だ」と話す。
ITmedia - 2007年2月18日