消費者金融、貸出金利上限下げ18%以下に

消費者金融の金利の問題で2009年末にも予定されています改正貸金業法の全面的な施行を控えて、クレジットカードや消費者金融業界で、個人向けローンの貸出金利の上限を引き下げる動きが広がっています。オーエムシー(OMC)カードは2007年9月から、現在の28.8%を18%に上限金利を引き下げるほか、アイフルも2007年8月から新規顧客向けに28%台から20%に上限金利の引き下げを行う。上限金利引き下げは収益悪化につながるのですが、前倒しで金利を引き下げることで、過払い利息の返還請求の長期化を避けたい狙いがあるようです。

大手カード会社のうち三井住友カード、三菱UFJニコス、ジェーシービー(JCB)などは、既に2007年6月までに、キャッシング金利の上限を従来の26―27%台から18%に上限金利を引き下げました。クレディセゾンも2007年7月から24―25%を18%に上限金利を引き下げました。クレディセゾンは新規の貸し出しだけでなく、既存の貸し出し分に対しても新たらしい金利を適用するとのことです。これで消費者金融各社の上限金利が横並びの18%近くになるわけですので、消費者金融会社を選択する場合は対応の良いところを選べるようになりますね。