消費者金融のクレディアが再生法申請

消費者金融のクレディアは9月14日に民事再生法適用を東京地裁に申請しまして、受理されたと発表しました。貸金業法改正後、東証1部に上場している消費者金融の破たんは初めてのことです。負債総額は約757億円とのことですが、営業は今後も継続していくとのことです。 消費者金融業界は貸金業法の規制強化などで過払い利息の返還の請求が急増して、経営の環境が悪化しているといわれています。クレディアは事業の継続のために取引銀行などに融資を求めていましたが了解が得られず、やむなく自力再建を断念したようです。

消費者金融のクレディアは経営が悪化した昨年の秋以降に希望退職を募ったり店舗の閉鎖などのリストラを強化してきました。2008年3月期の決算では最終黒字を予想していましたが、ノンバンクや外資系証券などとの支援の交渉が合意できなかったことが大きく経営に影響しました。取引銀行が新規融資や既存融資の借り換えを受け入れず、支払の期限を迎える債務の返済にめどが立たなかったとのことです。今後は支援してくれる企業を探して、早期の再建を目指す方針のようです。