消費者金融大手がアジア市場に熱い視線を注いでいると、フジサンケイが報じてました。プロミス、アコムはすでにタイなどに進出していて、海外の事業をさらに拡大していく方針のようです。アイフルはアジアに進出するために情報収集をはじめている状況ですし、タイのバンコクの中心街には日本でもおなじみのプロミスの看板があります。
プロミスのタイでの利率は、1万バーツ(約3万7000円)を1年借りた場合、返済額は11カ月目までが月に1000バーツで、12カ月目は498バーツです。利率は年14・98%なのですが、審査などの手数料が13%かかりますので、合計では年利率は約28%となります。これは日本の灰色金利と同じ水準です。
プロミスは香港に次いでタイに進出したのは2005年です。タイの窓口での融資実績は約4300件、計約4600万バーツ(約1億7000万円)とのことです。審査を厳格にしているので、成約率は1割程度ということです。プロミスでは進出を計画した当時は、タイの上限金利が手数料と合わせて約50%だったのですが、制度改正で現在の28%に引き下げられたために、現在は多店舗展開は断念しているとのことです。海外進出もなかなか厳しいようですね。