消費者金融利用者の借入調査結果

消費者金融の利用についてNTTデータ経営研究所が、調査をし結果を発表しました。NTTデータ研究所の調査結果によりますと、消費者金融を利用したことがある人の利用する主な目的で一番多かった回答が「日常生活費の補てん」でした。利用する金融機関は「銀行・信用金庫などの金融機関」を利用し限度額に達すると「クレジットカード会社・信販会社や「消費者金融会社」を利用する傾向だそうです。20歳代では借り入れの1件目から「消費者金融会社」を利用する傾向があるそうです。

消費者金融を利用している人の借入残高の割合は、「年収の3分の1未満」が31%、「年収の3分の1以上の可能性あり」が24%、「年収の3分の1以上」が41%だそうです。 これは改正貸金業法によって「総量規制」が施行されると、総借入残高が100万円を超える場合、年収の3分の1以上の貸し付けが原則禁止となりますので、利用者の約4割の人が影響を受けることになります。

追加借入ができなくなった場合は、「日常生活を節約する」が一番多く75%の回答でした。17%の人は「自己破産などの法的な手続きをとる」としていました。

借入先の選択の理由は、銀行や信用金庫などの場合は「金利・手数料の低さ」でした。消費者金融や、クレジットカード会社などの場合は「審査手続きが簡単」です。「駅前などに店舗や自動契約機があったから」という回答が多かったようです。

消費者金融会社を利用している人の42%の人は、消費者金融会社に不満を持っていて、そのうち23%が「借入先をすぐにでも変更したい」と考えているようです。