消費者金融の武富士が上限金利引下げ

消費者金融武富士は12月19日の改正貸金業法の施行に伴い、2008年1月25日から新規の顧客向けに貸出の上限の金利を27.375%から18%に大幅に引き下げる。改正貸金業法により、2年半以内に出資法の上限の金利である年29.2%と利息制限法の上限の金利である15%―20%とのあいだのグレーゾーンの金利が規制されるために、前倒しで対応することになった。

消費者金融の武富士は、金利の引き下げが2008年3月期で通期の連結業績に与える影響は軽微とし、11月時点の予想を据え置きました。営業収益は前年比14.7%減の2806億円で、最終の損益は536億円の黒字を見込んでいる模様です。ちなみに前年度は約4812億円の赤字でした。なんとしても黒字に持って行くために貸出金利を下げずに頑張ってきた感があります。

消費者金融のアコムはすでに2007年6月18日から新規の顧客向けに貸出の上限金利を18%にしていますし、消費者金融のアイフルは2007年8月1日から20%に引き下げています。消費者記入のプロミスも2007年12月19日から17.8%に引き下げる予定にしています。